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12月12日-01号

  • "短期経済観測調査"(/)
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  1. 野々市市議会 1996-12-12
    12月12日-01号


    取得元: 野々市市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-15
    平成 8年 12月 定例会(第6回)       --------------------------- △開会・開議   12月12日午前10時00分開議                 出席議員18名     1番  辰野文治議員      2番  村本道治議員     3番  宮前 茂議員      4番  田中昭一議員     5番  北村成人議員      6番  上野弘子議員     7番  地崎弘吉議員      8番  中道 明議員     9番  山下志津枝議員     10番  西 孝夫議員     11番  村太武嗣議員      12番  内村栄一議員     13番  山田清司議員      14番  井上 昇議員     15番  中村達雄議員      16番  岩見 博議員     17番  塩田 整議員      18番  中野喜佐雄議員       ---------------------------- ○議長(内村栄一君) ただいまから平成8年第6回野々市町議会定例会を開会します。 出席議員は地方自治法第113条に規定する定足数に達していますので、これから本日の会議を開きます。       ---------------------------- △会議時間の延長 ○議長(内村栄一君) あらかじめ会議時間の延長をしておきます。       ---------------------------- △議長諸報告 ○議長(内村栄一君) 議事日程は、お手元に配付のとおりです。 地方自治法第121条の規定によって、本定例会の説明のため出席を求めた者、委任を受けた説明員の氏名は、お手元に配付のとおりです。  出席を求めた者        町長             安田彦三君                 教育委員長          喜多禎一君  委任を受けた説明員      助役             杉井宏美君                 収入役            櫻井輝男君                 教育長            田村昌俊君                 総務部長           田中 宣君                 民生部長           村田博之君                 産業建設部長         藤江洋範君                 教育部長兼学校教育課長    宮崎昭男君                 民生部参事兼住民課長     吉田 勇君                 産業建設部参事商工労働課長 平木 進君                 総務課長           山原良一君                 企画財政課長         堂坂雅光君                 税務課長           久保 昇君                 民生部課長          木戸健次君                 福祉課長           堀 輝夫君                 保健衛生課長         澤村 勇君                 農産課長           宮前 諭君                 土木課長           野村 満君                 都市計画課長         山口 浩君                 下水道課長          古源憲一君                 水道課長           朝倉忠雄君                 生涯学習課長         西川昇剛君                 文化課長           西本正明君                 体育課長           中川保夫君 書記に中村彰君を任命します。 平成8年11月11日付で、全建設省労働組合北陸地方本部執行委員長河瀬幸一氏より、国民本位の公共事業推進を求める要請書が議長あてに提出されていますので、写しをお手元に配付しておきました。 平成8年11月20日付で、全日本年金者組合石川本部執行委員長中島省三氏より、「敬老自治体宣言」の決議を求める陳情書が議長あてに提出されていますので、写しをお手元に配付しました。 平成8年11月22日付で、石川県商工会連合会会長市村昭治氏、及び野々市町商工会会長徳野豊誠氏より、商工会に対する平成9年度補助金の増額等に関する要望書が議長あてに提出されていますので、写しをお手元に配付しておきました。       ----------------------------会議録署名議員の指名 ○議長(内村栄一君) これから会議録署名議員の指名を行います。会議録署名議員は、会議規則第120条の規定によって、14番議員、井上昇君、15番議員、中村達雄君を指名します。       ---------------------------- △会期の決定 ○議長(内村栄一君) これから本定例会の会期についてを議題とします。 お諮りします。本定例会の会期は、本日から12月19日までの8日間にしたいと思います。ご異議ありませんか。  〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(内村栄一君) 異議なしと認めます。したがって、本定例会の会期は本日から12月19日までの8日間に決定しました。       ---------------------------- △議案の上程 ○議長(内村栄一君) これから議案第48号から議案第57号まで、及び諮問第4号、以上11件を一括議題とします。       ---------------------------- △提案理由の説明 ○議長(内村栄一君) 安田町長から提案理由の説明を求めます。  〔町長(安田彦三君)登壇〕 ◎町長(安田彦三君) おはようございます。 ことしももう二十日ばかりとなりました。師走の声を聞きますと何かと気慌ただしさを感ずるきょうこのごろでございますが、議員各位には本当にご多忙のところ、ご健勝でご出席願えましたこと心から厚く感謝を申し上げまして、議案説明に移らせていただきます。 本日、ここに平成8年第6回野々市町議会定例会におきまして、提出いたしました諸案件のご審議を願うに当たり、その大要と所信の一端を述べ、議員各位並びに町民の皆様方のご理解とご協力を賜りたいと存じます。 提案説明に入ります前に、去る11月13日に開催されました野々市中学校創立40周年記念式典が行われまして、そのことについてご報告したいと思います。 顧みますと、昭和31年に統合野々市中学校が創立されたのでございます。以来、本町の発展とともに中学校もそれぞれ輝かしい歴史を刻み今日を迎えたのでございます。約1万人近くの卒業生が巣立っていきました。この伝統の重みと今日までご苦労になられた教育関係の方々への敬意と感謝を忘れることなく、40周年を契機として今後もこれらの中学校がますます発展を続けていくよう最善の努力をしていきたいと、このように思っております。 次に、中国シンセン小学校との交流事業でございます。ご報告いたしたいと思います。 野々市小学校、御園小学校、菅原小学校の3小学校の児童12名を中心にした訪問団一行、私を含めまして20人は、去る11月5日から10日までの6日間、シンセン小学校などを訪問してまいりました。友好関係を一層深めることができました。シンセンの方々の心温まる歓迎も受けました。子供たちもその交流事業を通じて友好親善の大切さを実感したものと思っております。 また、子供たちも同じ時代に生まれ育っていく若者として、言葉や生活習慣の違いを乗り越えて交流を深めてくれたものと思っております。本当に国際交流の本質を見たような気がいたしました。 次代を担うこういった子供たちに、これからも国際感覚を身につけるためにこの事業を続けてまいりたいと、このように思っております。 さて、我が国の経済状況についてでございますが、先月発表されました日銀の企業短期経済観測調査では、景気は緩やかながら回復を続けているということでございますが、力強さにいささか欠ける点がございます。先行きの予測についても非常に慎重な見方が多いものとなっております。 このような背景のもと、平成9年度国家予算の財政事情の試算が発表されたわけでございますが、国債発行額が21兆円を超えると見られることから、来年度は財政再建元年と位置づけ大幅な国債発行の減額を目指すとされたところでございます。 しかし、地方自治体における財源不足も地方単独事業費の抑制をしてもなお6兆円に迫る額となっております。容易ならざる事態となっているところでございます。 町といたしましても、国と地方の財政秩序にかかわる根幹的問題として、交付税率の見直しを初め国民健康保険制度の安定化、国庫補助制度に係る超過負担の解消など、真に地方自治体の主体性が確立されるよう、全地方団体と手を携え政府に要望してまいりたいと、このように思っております。 このような厳しい財政環境の中で、いよいよ新年度の予算編成の時期を迎えたのでございますが、来年度の予算編成に当たりましては、行政の簡素、効率化を図ることはもちろんでございますが、20世紀のまちづくりの総仕上げとして新総合計画に基づいた計画を着実に推進してまいりたいと、このようにも思っております。また、21世紀を展望した未来型ふれあい都市実現のために、高齢化社会に対応した諸施策や身近な生活環境施設の整備等を重点に施策の遂行を図ってまいりたいと、このようにも思っております。 ここで私は、昨今、新聞、テレビ等で多く報道されております公務員の汚職事件やら空出張、空会議、予算の不法支出について、若干申し述べたいと存じます。 ご存じのとおり、公務員は言うまでもなく全体の奉仕者としてその職務を全うすべき責務を有しているわけでございます。そのため、公務の遂行に当たっては常に高い倫理感を持ち、自らを律することを求められるものでございます。 報道されている事件は誠に遺憾なことでありますが、私はこれは他山の石として、より一層自らはもとより全職員の綱紀を引き締めてまいりたいと、このように思っております。そして、公平で公正な行政を目指し、4万3,000の町民の福祉向上のために努力する所存でございます。議員の皆様方初め町民各位のさらなるご指導、ご鞭撻を心からこいねがうものでございます。 それでは、本定例会の提出案件の大要につきまして順次ご説明を申し上げたいと思います。 このたびの定例会では、一般会計補正予算を初めとする10議案並びに諮問1件につきましてご審議を願うものでございます。 議案第48号は、平成8年度一般会計補正予算(第2号)にかかわる専決処分の承認を求めるものでございます。今回の補正予算は、去る10月20日に執行されました衆議院議員選挙費にかかわるもので1,100万円を追加いたしました。それにより、総予算額を118億212万8,000円といたした次第でございます。なお、この補正予算は10月4日付で地方自治法第179条第1項の規定により専決処分をいたしたものでございます。 議案第49号から53号までの5件は、平成8年度各会計の補正予算についてでございます。 まず、一般会計補正予算(第3号)についてご説明を申し上げます。今回の補正は、行政センターの建設財源の充実を図るための基金積立を初め人事院勧告に基づく職員給与の調整のほか、事務事業の進捗状況に合わせた所要の予算措置を行うものでございます。これにより、4億4,139万7,000円を追加し、総予算額を122億4,352万5,000円とするものでございます。 次に、国民健康保険特別会計補正予算(第2号)についてご説明申し上げます。今回の補正は、退職被保険者等高額療養費、人間ドックの利用増による保健活動費について所要額を確保しようとするものでございます。919万4,000円を追加し、予算総額を19億1,810万7,000円とするものでございます。 次に、老人保健特別会計補正予算(第2号)についてでございますが、老人保健施設等の 利用増を初めとする医療費の増加に伴うもので、2億5,050万円を追加し、総予算額を26億 2,809万4,000円とするものでございます。 次に、下水道事業特別会計補正予算(第1号)についてでございますが、今回の補正は下水道震災対策調査に係る負担金増に伴うものでございます。387万円を追加し、予算総額を22億1,987万円とするものでございます。 次に、水道事業会計補正予算(第2号)についてご説明を申し上げます。今回の補正は、収益的収入及び支出におきまして高区給水区域における県水受水量の増加など、1,051万4,000円を追加するものであり、これらの財源といたしましては水道料金を充てるものでございます。これにより、予算総額は6億8,069万9,000円とするものでございます。 次に、議案第54号一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例についてでございます。人事院勧告に基づき、国家公務員の給与改定に準じ、町職員給与の改定をしようとするものでございます。 次に、議案第55号損害賠償の額を定め示談することについてご説明を申し上げます。まことに遺憾ながらも、去る7月29日、野々市町スポーツランドにおきまして園児の死亡事故が発生したところでございます。この事故につきましては、相手方でございます親権者の衣谷利雄さんと示談をしようとするもので、地方自治法第96条第1項第12号及び第13号の規定により、議会の議決を求めるものでございます。 次に、議案第56号動産の取得についてでございますが、消防機能の充実強化を図るため、小型動力ポンプ積載車等を取得しようとするものでございます。 次に、議案第57号施設の建設に係る工事委託契約の締結についてご説明申し上げます。町道あすなろ団地野代線道路改良工事の一環として整備を進めているものでございます。十人川の廃川敷を利用した跨道橋新設工事について、鉄道事業者であります西日本旅客鉄道株式会社に委託をしようとするものでございます。 次に、諮問第4号人権擁護委員の推薦についてでございますが、委員のうち朝倉進さんが病気療養のため退任なされましたので、新たに広く社会の実情に精通されておられる押野5丁目390番地前川靖子さんを推薦いたしたく、議会のご意見を求めるものでございます。 最後に、寄附行為でございますが、別紙のとおり7件のご寄附がございました。心より御礼を申し上げてご報告を申し上げる次第でございます。 以上、提出いたしました諸案件につきましてご説明を申し上げましたが、何とぞ慎重にご審議の上、適切なるご決議を賜りますようお願いいたしまして、提案理由の説明を終わらさせていただきます。       ---------------------------- △議案の上程 ○議長(内村栄一君) これから、請願第9号、請願第10号、意見書第13号、及び決議第3号、以上4件を一括議題とします。       ---------------------------- △提案理由の説明(請願第9号・第10号)
    ○議長(内村栄一君) 請願第9号及び請願第10号を一括して紹介議員から提案理由の説明を求めます。16番議員、岩見博君。  〔16番(岩見博君)登壇〕 ◆16番(岩見博君) 請願書を朗読し、提案理由の説明にかえさせていただきます。請願第7号     最低保障年金制度の創設等を求める国への意見書提出についての請願書                   請願者  全日本年金者組合石川県本部                             執行委員長 中島省三                        年金者組合野々市支部                             支部長   浦 昭一                   紹介議員 野々市町議会議員   岩見 博請願趣旨 高齢者福祉の充実など、日ごろのご努力に敬意を表します。 さて、ご承知のように1994年11月の第131臨時国会において、老齢厚生年金等支給開始年齢を、雇用の保障がないまま段階的に65歳に引き延ばす(60歳から65歳までは「別個の給付」として現行年金の半分を支給)ことや、保険料の大幅引き上げ等の改定が行なわれました。 しかし、「年金改正法」の附則で国庫負担増額の検討が決定され、また「基礎年金の国庫負担割合については、2分の1を目途に引き上げることを検討すること」、また「別個の給付については、働けない人々への配慮等必要な措置を講ずること」等が全党一致で附帯決議されました。 これは、1,000万人署名運動など広範な国民の切実な要望が反映されたものであり、とくに、今年の7月現在で932に達している地方議会(石川県では羽咋市など6市町)から提出された国への意見書が大きな力となりました。 しかしながら、国民年金の保険料が高いために、加入者のほぼ4人に1人は保険料が納められず、さらに192万人以上の未加入者がいると推定され、年金の空洞化はいっそう深刻な事態になっています。 さらに、65歳まで待てずに、繰り上げ支給を受けざるをえないという事情もあって、老齢年金受給者1,700万人のうち、約600万人の国民年金(旧法)受給者の年金額は、月額4万円前後に過ぎません。 このような事態を解決し、すべての国民が安心して老後を送ることができるようにするためには、全額国庫負担最低保障年金制度を創設して、公的年金制度を抜本的に改革する必要があります。これは、現在の国民年金(基礎年金)に対する国庫負担3分の1を大幅に増額し、さらに全額にすれば実現できることです。 最低保障年金制度は、スウェーデンなど先進10か国で実施されており、わが国において実施できないはずはありません。 最低保障年金制度創設の要望は、すでに多くの地方議会において採択されており、この際、十分にご審議、ご検討いただき、次の事項について国に意見書を提出くださいますよう請願いたします。請願事項 1、全額国庫負担による最低保障年金制度を創設し、無年金者や低額の年金者を無くすこと。 2、当面、第131臨時国会における「附帯決議」にもとづき、基礎年金に対する国庫負担を2分の1に増額し、できるだけ早く全額とすること。 3、公的年金(老齢)の支給開始年齢は、雇用情勢等を考慮し、原則60歳とすること。 1996年12月6日  内村栄一  野々市町議会議長殿       ----------------------------請願第10号     国に対して「医療制度の充実を求める意見書」の提出を求める請願書                   請願者  石川県社会保障推進協議会                               会長  亀山忠典                   紹介議員 野々市町議会議員   岩見 博請願趣旨 長引く不況のもとで、病気になっても病院に行けない国民が増えています。差額ベット、給食代の一部負担をはじめとする患者負担の増大の中で安心して入院することが困難になっています。 医療、福祉など社会保障制度の充実は、全ての国民の切実な願いです。とりわけ医療・介護・福祉をめぐる問題はきわめて深刻であり緊急に改善が求められています。 こうした中で、厚生省は、医療保険「改革」を進めようとしています。国民がもとめる「いつでもどこでも誰もが安心して療養できる」医療制度の改革は必要です。しかし医療保険審議会の審議報告では、国民・患者の負担を増やす(老人保健法1~2割負担、健康保険本人2割負担、薬代の3~5割負担等)方向や、「軽費医療」の保険適用除外などが検討されており、厚生省の医療保険「改革」の方向は、国民が望んでいる改革とは、かけはなれた内容となっています。 こうした方向での医療保険「改革」が実施されれば、患者の窓口負担だけでも2倍以上に増え、国民の暮らし、いのち、健康を守ることに深刻な影響を及ぼします。 「健康で長生きしたい」は多くの人の願いです。こうした願いを実現していくために国に対して以下の事項について要望して下さるよう求めるものです。請願事項 国民のいのちと健康を守るために、内閣総理大臣、大蔵大臣、厚生大臣に対して以下の事項について意見書を提出して下さい。 一、老人保健法の窓口負担の定率化(1~2割負担)健康保険本人の自己負担2割をおこなわないこと。 一、くすり代3割~5割自己負担をおこなわないこと。 一、風邪などの「軽費医療」や入院の部屋代、給食費などを保険給付の対象から外さないこと。 一、各国民健康保険財政への国庫負担を以前実施していた45%にもどすこと。 平成8年12月9日  野々市町議会議長  内村栄一殿 議員各位におかれましては、慎重審議の上、ご採択くださるようよろしくお願いいたします。       ---------------------------- △提案理由の説明(意見書第13号) ○議長(内村栄一君) 意見書第13号について、提出者から提案理由の説明を求めます。5番議員、北村成人君。  〔5番(北村成人君)登壇〕 ◆5番(北村成人君) 意見書案を朗読し、提案理由の説明にかえます。意見書第13号      建設省金沢工事事務所事業執行体制の充実に関する意見書(案) 建設省金沢工事事務所は、石川県内において、本町を初めとする6市15町3村に関連する河川、道路などの町民生活の基本にかかわる直轄事業を担当しているが、相次ぐ人員削減により、事業の執行にも影響を及ぼしている。 今日、公共事業は、長期的視点に立ち、河川、海岸、道路、下水道、公園など生活関連の社会資本整備や地震予知・観測、防災対策、国土保全に重点を置き、大都市圏、地方を問わず、公平な公共サービスを国民が享受できるものでなければならず、このような状態の一刻も早い改善が求められている。 よって、政府におかれては、関係各省庁間の連携を密にされ、公共事業の着実な執行を図るため安全管理体制を確立し、要員の確保など事業執行体制の充実に努められるよう強く要望する。 ここに、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。  内閣総理大臣    橋本龍太郎殿  大蔵大臣      三塚 博殿  農林水産大臣    藤本孝雄殿  建設大臣      亀井静香殿  自治大臣      白川勝彦殿  内閣官房長官    梶山静六殿                          石川県石川郡野々市町議会 平成8年12月12日  野々市町議会議長  内村栄一殿                   提出者  野々市町議会議員  北村成人                   賛成者  野々市町議会議員  村本道治                          〃       田中昭一                          〃       上野弘子                          〃       岩見 博 議員各位におかれましては、本意見書案を慎重に審議の上、可決されるようお願いをいたします。       ---------------------------- △提案理由の説明(決議第3号) ○議長(内村栄一君) 決議第3号について、提出者の提案理由の説明を求めます。3番議員、宮前茂君。  〔3番(宮前茂君)登壇〕 ◆3番(宮前茂君) 決議案を朗読し、提案理由の説明にかえます。決議第3号            公務員の綱紀粛正に関する決議(案) 中央省庁幹部職員の不祥事、とりわけ社会福祉法人をめぐる厚生省幹部職員の汚職事件は、その内容からみて悪質極まるものである。 また、本県内においても、県職員、市職員による公務員の信用を、失墜させる事件が連続して起きている。 財政再建、行政改革、地方分権など、国民の理解と協力のもとに、国・地方自治体挙げて緊急に解決に取り組まなければならない課題が山積している今日、かかる不祥事は、全体の奉仕者としての公務員倫理に著しく反するとともに、行政に対する国民の信頼を大きく失墜させるものであり、極めて遺憾である。また、行政の停滞を招くことも懸念されるところである。 国、県及び市町村は、かかる不祥事の再発防止に向け、職員の使命感の徹底、服務規律の確保を図るなど、綱紀の粛正に万全を期し、行政に対する信頼回復に全力を挙げるべきである。 また、いやしくも行政の停滞を招くことのないよう留意するとともに、地方分権を含めた行財政改革をできるだけ速やかに断行されるよう強く要望する。 以上、決議する。                          石川県石川郡野々市町議会 平成8年12月12日  野々市町議会議長  内村栄一殿                   提出者  野々市町議会議員  宮前 茂                   賛成者  野々市町議会議員  辰野文治                          〃       村本道治                          〃       田中昭一                          〃       北村成人                          〃       上野弘子                          〃       地崎弘吉                          〃       中道 明                          〃       山下志津枝                          〃       西 孝夫                          〃       村太武嗣                          〃       山田清司                          〃       井上 昇                          〃       中村達雄                          〃       塩田 整                          〃       中野喜佐雄 議員各位におかれましては、本決議案を慎重に審議の上、可決されるようお願いいたします。       ---------------------------- △質疑 ○議長(内村栄一君) これから決議第3号に対する質疑を行います。 質疑ありませんか。├┼質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。       ---------------------------- △委員会付託の省略 ○議長(内村栄一君) これから決議第3号の委員会付託を行います。 お諮りします。決議第3号は委員会付託を省略したいと思います。ご異議ございませんか。  〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(内村栄一君) 異議なしと認めます。したがって、決議第3号は委員会付託省略と決定しました。       ---------------------------- △討論 ○議長(内村栄一君) これから決議第3号に対する討論を行います。16番議員、岩見博君。  〔16番(岩見博君)登壇〕 ◆16番(岩見博君) 公務員の綱紀粛正に関する決議についての意見を述べ、討論いたします。 厚生省事務次官の逮捕にまで発展した厚生省汚職と、贈賄側企業が関係する医療業界や政治連盟などから政治家への献金もなされていたことが国民の怒りを買っています。 今回の厚生省汚職への国民の怒りは、社会的弱者に対する国の施策であるはずの福祉まで利権の対象にし、厚生行政のトップと特定業者が結託して国民の血税を吸い取る不当な仕掛けまでつくって私腹を肥やしていたこと。また、不正、腐敗を監督する立場にある橋本首相や小泉厚生大臣にも多額の政治献金が行われていたことへの怒りです。 橋本首相や小泉厚生大臣は、政治献金は適正に処理されていると言いますが、贈賄側企業が関係する政治連盟などから献金を受けていたことが政治的道義に照らしても問題で、適正に処理されているからといって済まされるものではありません。政治家みずからの綱紀を正す姿勢を示さないで、官僚と業界の癒着をただす大胆な改革ができるはずがありません。 本気で綱紀を正すというのであれば、第1に、このような汚職、腐敗を生み出した福祉行政や健保会計の中にある問題点を徹底的に解明することが必要です。 第2に、福祉分野の企業や団体からの政治献金は、健康保険財政から出されている補助金であり、原資は国民の税金や保険料です。届けているから、適正に処理されているからと済まされるものではありません。政治家の政治的道義に照らしての責任も明らかにすべきであります。 第3に、行政改革と言われますが、今、国民が求めている行政改革は、不正、腐敗の元凶となっている政、官、財の癒着を断ち切ることです。そのためには、企業、団体献金の禁止、高級官僚の天下り禁止、情報を国民に公開することなどが必要です。 日本共産党は、当議会が行う決議は以上のような内容を含むものでなければ不十分と考えるものです。同時に、決議案に不十分な点がありますが、その趣旨を酌んで賛成することを表明し、討論とします。 ○議長(内村栄一君) これで討論を終わります。       ---------------------------- △表決 ○議長(内村栄一君) これから決議第3号に対する表決を行います。 決議第3号公務員の綱紀粛正に関する決議(案)についてを採決します。 本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。  〔賛成者起立〕 ○議長(内村栄一君) 起立全員です。したがって、決議第3号は原案のとおり可決されました。        ---------------------------- △閉議 ○議長(内村栄一君) 以上で本日の日程は全部終わりました。 再開は12月16日午前10時とします。 本日はこれで散会します。  午前10時37分散会...